◆◆入居者を犯罪から守るには◆◆
◎防犯が入居のポイント
平成15年度の警察白書によると、平成14年度の住宅侵入件数は3万3,872件。平成10年度の1万3,308件から倍以上も増加していることになります。
共同住宅は、人の出入りが自由な上に、入居者間の接触も少なくなっていることから狙われやすいイメージがあります。そのため、入居の際に、安全な環境かどうかを住宅選びの最優先条件にしている人も少なくありません。
防犯性の高い住まいづくりによく留意し、管理会社にも防犯対策を強化するよう促しておくことが大切です。
◎狙われない住まいへの工夫
・人の目が届くような工夫を
プライバシーの問題もありますが、泥棒が侵入しやすい共同出入り口、共同廊下、自転車置き場、外階段は見通しを確保しておくことが大切です。暗くなると動くものに反応して点灯するセンサー付きライトなどを、取り付けておくことも一つの手です。
・戸締りは厳重に
集合住宅対象の空き巣ねらいの約4割が「ピッキング」、約2割が「ガラス破り」による侵入です。
とにかく侵入に時間がかかる設備にしておくことが効果的です。泥棒は侵入までに5分かかれば7割が、10分で9割が犯行をあきらめると証言しています。ドアや窓には必ず補助錠などをつけておきたいものです。
・マナーを守る入居者が防犯対策に
少し意外ですが、泥棒は、各地域のゴミ出しの日が守られているかどうかをチェックするのといいます。 指定日以外にゴミが出ていれば、住民のモラルや連帯感が低く、不審者に対しても隙があると考えるからです。
ハード面の強化はもちろんのこと、入居希望者がきちんとマナーを守れる人かどうかの判断も管理会社にしっかり依頼しておきましょう。
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◆◆こんな住宅が狙われやすい◆◆
◎都市部とベッドタウンで、強盗犯が激増
最近5年間の動向を見ると、人口が多い県で犯罪の増加が目立っています。
特に、東京、大阪とその周辺のベッドタウンでは、強盗件数の著しい増加が見られます。
もちろん、この県外だからと言っても油断は出来ません。
各都道府県警では、犯罪マップを作成してネットで公開していますので、一度あなたの街の犯罪発生状況を調べてみてはいかがでしょうか。
◎郵便物の溜まった郵便受けは危険
当然のことながら、多くの犯人は侵入する前に、住人が在宅か不在かを確かめます。
その際、郵便受けに郵便物がたまっているかどうかで、留守宅のめぼしをつけるといいます。留守にしていなくても、長期間郵便物を貯めたままにしておくのは禁物。
だらしなく、隙があると思われ狙われやすくなります。
また、入居者同士が顔をあわせても挨拶をしない集合住宅も気をつけましょう。
他の住人に無関心なところほど不審者もまぎれやすくなります。。
◎駐車場の隣は要注意
侵入犯の証言によれば、建物周囲の死角や足場が犯行ポイントになります。
例えば、建物の隣が駐車場や空き家になっている場合そこから誰にも見とがめられず立ち入る事が出来るので危険です。高い塀や生垣がある場合も、見通しが悪くなる上に二階へ侵入する際の足場として使われる恐れがあります。
また最近では、ピッキングやガラス破りによって侵入されるケースが増えています。線路や幹線道路から近い建物は音を立てても周囲に聞こえにくいため、侵入しやすい環境にあるといえます。
こうした物理的条件はなかなか改善しにくいものですが、防犯機器を取り付けるなどして、犯罪者を遠ざけましょう。
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◆◆入居率アップの防犯対策◆◆
◎防犯対策は住まい選びの重要ポイント
リクルートでは、平成8年から三年に一回の周期で入居者に対するアンケート調査を行っています。 それによれば、オートロックのある住宅を希望する入居者の割合が高まっている事が分かります。 賃貸住宅を決める際には、安全な住まいかどうかが、重要なポイントになっているといえます。
◎「今や常識」のカギ交換はオーナー負担で
入居者の犯罪意識の高まりから、賃貸住宅で入居する際、カギの交換をするのは、もはや常識となっています。この交換費用は入居者が負担する契約ケースが多いようです。
そこで、鍵の交換費用をオーナー側で行うという条件を提示してみてはいかがでしょう。
入居者は犯罪意識が高いオーナーという印象を受けて安心しますし、オーナーとしても入居者が危険な目にあう一因を防ぐ事が出来ます。
最近では、安全性が高く、一度取り付けてしまえば入退居ごとに新しい鍵と取り替える必要もない「暗証番号式ボタン錠」「カード式キー」「指紋照合キー」などが登場しています。
これらは、カギ穴式のものと比較すると高額ですが、長い目で見ればお得です。
◎今話題のホームセキュリティー
「ホームセキュリティー」は、その名前の通り24時間365日、住民が安全に暮らせるように見守ってくれるサービス。防犯だけでなく、火災、ガス漏れ予防、1人暮らしの高齢者の見守りもしてくれます。
もし異常が発生したときには、警備会社や消防署、病院、ガス会社へすぐ連絡してくれます。
費用は、ある大手警備会社の場合、初期工事費プラス月々1万円程度(レンタルの場合)やはり、安くはありませんが、大切な家や人の安全を考えると決して高いともいえないでしょう。
◎警備会社以外のシステム
そんな中、最近では警備会社のシステムばかりではなく、ガス会社などの他業種からも手軽で安価な防犯システムが登場しています。
LPガス設備として設置されているマイコンメータと集中監視システムの機能は比較的手軽に防災・防犯システムとしても役立ちます。
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◆◆防犯グッズで侵入を防ぐ◆◆
カギ交換や、ホームセキュリティーの前に、もう少し手軽に防犯対策をしていきたいという方には、ホームセンターで手に入る防犯グッズが役に立ちます。
犯罪者のほとんどは、「侵入に5分以上かかる家では犯行をあきらめる」という証言をしているといいます。
●防犯フィルム 価格:千円程度
特徴・効果 ガラスに貼ると、強度が上がり破られにくくなる。
●補助錠 価格:3千円程度
特徴・効果 ピッキングの手間を掛けさせることができる。
●防犯砂利 価格:千円程度〜
特徴・効果 硬い石を砕いた砂利で、この上を歩くと音がするため侵入が分かるようになる。
●センサーライト 価格:2千円程度
特徴・効果 半径10m程度から人の気配をキャッチすると、ライトが点灯。 不審者が人目につきやすくなる。
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