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LPガス(プロパンガス)はクリーンなエネルギーです。

 日本のエネルギー利用は1973年には77%も石油に依存していましたが、石油ショックを機に、石油依存のエネルギー政策を見直し、経産省は2030年には石油が占める比率が38.4%へと大幅に下がると想定しています。それでもまだ石油に依存する現状に変りはありません。
 それではわが国のエネルギー利用効率は?
 GDP(国内総生産)は国の生産力、経済力の指標になるデータですが、GDP当たりのエネルギー消費を比べると、どれだけエネルギーを効率よく使っているかがわかります。
 2001年の各国のエネルギー消費量をそれぞれの実質GDPで割った数値を比較してみましょう。日本を1とすると、アメリカ2.74、イギリス1.91、フランス1.59、ドイツ1.41となっています。いずれの先進国も、同じGDPを生産するのに、日本より多くのエネルギーを必要としており、主要先進国のうちで日本が最も効率的にエネルギーを使っていることがうかがえます。

 日本のエネルギーにおけるCO2排出量は約3億1,600万トン(2002年)で、これはアメリカ、中国、ロシアなどの広大な面積を有する国に次ぐ第四位の数字となっています。
 しかし、環境問題のシンボルと期待される、太陽光や風力などの新エネルギーの普及には、まだかなりの時間を要すると考えられています。このような状況下でLPガスは、化石燃料の中ではCO2の排出量が低く、環境に悪影響を与えるSO・NO・SPMがほとんど発生しません。そのためLPガスは環境保全対策上有効なクリーンエネルギーと評価され、2003年10月に閣議決定された「エネルギー基本計画」で、クリーンで重要なエネルギーと明確に位置づけられました。それでも、地球環境に深刻な影響を与えるCO2排出問題には、一人ひとりがさらに真剣に考える必要があるのです。
地球環境問題の中でも最も注目されているのが地球温暖化です。
温暖化は以下のプロセスで生じます。

  1. 石油、石炭などの化石燃料を燃やすと、二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物、硫黄酸化物などが発生します。
  2. それらの物質が≪温室効果ガス≫となり、地球上の熱が逃げられなくなります。
  3. 地球の温度は太陽からの日射エネルギーと地球から宇宙に向けて出す熱放射エネルギーによって決まるので、熱が逃げないと、そのバランスが崩れてしまいます。
その結果、地球上の温度は上がり、温暖化が進みます。

そして、地球温暖化の影響として…
  • 氷山や凍土が溶け、広大な面積の土地が水に沈む可能性があります。
  • 降雨量が変化し、雨が増える地域や、降らなくなる地域がでてきて、全世界で、洪水や干ばつの被害が増える恐れがあります。
  • 急激な気候変化に植物が対応できず、世界に市場の混乱や飢餓をもたらす可能性があります。
  • 温暖化に伴い、熱帯地方に多い伝染病が、温帯地方に広がる危険があります。

…などが懸念されています。
 温暖化を防ぐためには、温室効果ガスを極力減らす必要があります。

 電気(電力)は生産過程で大量のCO2を排出します。
 火力発電所は、発電する時に大量の石炭、石油、天然ガスなどの燃料を燃やします。その過程で、大量のCO2が排出されます。また発電過程で、排熱として58%ものエネルギーが消滅します。さらに送電時に4%の電力が消滅します。
 つまり、家庭に届くのは、発電総量のわずか38%。家庭で使われているガス、石油(灯油)、電気のうち、電気は地球環境に悪影響を与えるCO2排出量の最も多いエネルギーということになります。 クリーンイメージのあるオール電化とは実は≪地球に一番やさしくない≫エネルギー利用方法であることが分かります。
石油・原子力は使えない!?
 温暖化ガスの発生や、環境ホルモンの問題などから、石油の利用は今後は抑制せざるを得ません。また20世紀に登場した原子力も、危険な放射性廃棄物を処理できず、先々まで溜め込んでおかなければなりません。現代の科学では、放射性廃棄物を処理するメドは立っていないので、先進国の多くでは原子力から撤退が進んでいます。

将来は自然エネルギー。それまではガス
 将来のエネルギーとして最もふさわしいのは自然エネルギーと言われています。太陽エネルギーを中心に莫大な量があるからです。しかし、現在の化石燃料(石油利用)に代わって自然エネルギーが中心の時代になるには、早くて20?30年、あるいは50年かかるとみられます。石油を使わず、自然エネルギーへの転換をはかるまで、最も現実的な対応は、ガス体エネルギー(天然ガスや随伴ガスのLPガス〈プロパンガス〉)の利用が最も現実的な選択とされています。
 環境問題は、まず、身近なところから考えてみましょう。
 浪費することを「湯水のごとく」などと言います。なぜ“お湯”が使われるのかはわかりませんが、それはともかく、エネルギーの浪費はもってのほか。地球にやさしい住まいと暮らしは、まず、お湯を無駄なく利用できる住まいの設備だと言えます。
 また、わが国で排出されている年間のCO2のうち、30%にあたる3億6,000万トンは、家庭・業務用の民生部門によるものです。特に、民生部門の排出量は1990年に比べて3割も上回る高い伸びとなっており、この部門でのCO2排出量を減らすことは、地球の温暖化防止に大きく貢献することになります。
 そして、一般の家庭で消費するエネルギーのうち、最大のものは照明や家電製品によるもので、全体の38.7%を占めています。次いで大きいのが給湯用の34.3%、暖房用の25.3%です。
 このため、給湯用のエネルギー消費を削減できれば家庭全体にとって、さらには地球にとって大きなCO2排出量の低減につながるというわけです。

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