●LPガス自動車 現在日本には約30万台弱のLPガス自動車が走っています。身近なタクシーや軽自動車、乗用車だけでなく、家庭にLPガスを配送するトラック、工場や倉庫で使われるフォークリフト、住宅街を走る宅配・郵便トラック、物流で使用される2〜4トン積のトラック、ゴミを回収する塵芥車、送迎に使われるマイクロバスなど、さまざまな用途の自動車がさまざまな分野で活躍しています。
LPガス自動車は環境に優しく、経済性に優れており、ディーゼルやガソリンに代わるクリーンエネルギー自動車として注目を集めています。LPガス自動車は大気汚染の原因とされているPM(粒子状物質)は、ディーゼル車の認定「クリーンディーゼル」の値の約1/10以下。また、ぜんそくの原因ともいわれるNOx(窒素酸化物)、地球温暖化の原因とされるCO2(二酸化炭素)も大幅に少なく、国の低排出ガス車認定や首都圏8自治体の「八都県市指定低公害車」、近畿6府県市の「LEV-6」、札幌市の「札幌市低公害車」にも選ばれています。
さらに低騒音・低振動も特長で、ディーゼル車のように「ガラガラガラ」というようなエンジン音はなく、ガソリン車並みの低騒音です。そのため、特にLPガストラックは、ディーゼル車の代替としての利用が年々増加しています。
●天然ガス・CNG自動車
天然ガスを燃料とするエンジンを搭載した天然ガス自動車は、CNG (Compressed
Natural Gas) 自動車やNGV (Natural Gas Vehicle) 自動車とも呼ばれます。LPガス自動車同様、ディーゼルエンジン車より排気ガス中の有害物質(黒煙・NOx・SOxなど)が大幅に少ないということから、環境対応のクリーン自動車として採用されています。
圧縮天然ガスを燃料とするCNG自動車は、燃料が気体である事から液体燃料よりも重量は軽く、燃料タンクを樹脂製にすることでタンク自体の軽量化も行なうことが可能です。そのため燃料タンクを屋根上に搭載することもできます。街で見かけるノンステップバスの車体の上がふくらんでいるのは、圧縮天然ガスの燃料タンクなのです。
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