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アパート・マンション管理
ワンポイントアドバイス
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カラスとハトの撃退法
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 ゴミの集積場を荒らし、鳴き声が騒音になり、フンを撒き散らし、さらに、繁殖期には人を攻撃するといった迷惑行為を引き起こしているカラス。姿は愛らしいが、一方で鳴き声やフン害に悩ませられるハト。いずれも、その習性を知ることで、対策が講じられます。

カラス対策
 カラスの特徴は、頭がよくて根が臆病だということ。その特徴をつかみ、繰り返し撃退することが、カラス対策のポイントです。
カラスの習性
目のいいカラスは色も見分ける
 日本で見られるカラスは5種類で、家の周りに飛来する身近なカラスは2種類。口ばしが太いのが「ハシブトカラス」、細いのが「ハシボソカラス」です。
 ハシブトは基本的には雑食ですが、どちらかというと肉類を好んで食べるので、人間の食事の食べ残しは彼らにとっては大好物。ハシボソも雑食ですが、主に穀物の種や果実、虫などを主食にしています。
 餌の好みから、ハシブトは都会型、ハシボソは農村型という形で棲み分けています。
 一般に鳥類は網膜の視細胞が人などの哺乳類より優れているので、カラスは私たちよりはっきりと色を識別できます。私たちが見る7色の虹も、カラスには14色以上に見えている可能性があるとされています。だから、ゴミを漁るカラスは、けっして無差別に荒らしているのではなく、しっかりと狙いをつけて生ゴミを漁っているのです。
 よく「鳥目」(夜目が見えないこと)を言いますが、カラスの目はかなりよく、薄暗い状態でも目が利くので、夜中にゴミ捨てなどして置くと、まだ暗い明け方に、餌を求めて集まってきます。
カラス対策
黄色いゴミ袋や各種のグッズが登場
  カラス対策として「黄色いゴミ袋」が話題になっています。もちろん、ただ単に黄色ければ何でも良いというわけではありません。カラスの目に映るある種の波長をカットした特殊な黄色いゴミ袋に効果があるのです。カラスには袋の中身が見えにくく、中に餌となる生ゴミが入っていても識別できないようになっているわけです。
 このゴミ袋は、東京都杉並区が地元町会等と半年にわたる実験を行いました。そこで一定の効果が検証され、黄色いゴミ袋を杉並区の推奨としました。その後、大分県臼杵市などでも市の指定ゴミ袋として導入し効果を発揮しています。
 その他カラス除け対策のグッズにとしては、テグス、防鳥ネット、吹流し、鳥の目玉を大きくしたような物、不要のCDを何枚も繋げてぶら下げた物、防鳥テープ、案山子などの置物、カラスの死骸、爆音器などなど、これまでに様々なグッズが考案されいます。
 これらのグッズは、臆病で警戒心の強いカラスには一時的には効果があります。ただ、一日二日程度効果があったからといって、そのグッズを放置しておくと、早くて三日目には単なる脅しであることを見破ってしまいます。カラスは賢いのです。
 そこで、カラスがグッズを覚えてしまう前に、次々と別のグッズに交換する方法が推奨されています。
 なぜ、これほどカラスが人を悩ませているかといえば、カラスが人に慣れてしまったからなのです。そして、カラスの特徴は、頭がよくて根が臆病だということ。その特徴をつかむことが、カラス対策のポイントです。
 まず、餌を漁っているカラスを見つけたら、徹底的に追い払うことが大切。人間は怖いものだという印象を植え付ければ、頭がよくて根が臆病なカラスは、追い払われるのが面倒なので他の場所に移動して行きます。
 頭が良いという事は、認識度が高いということですから、人間は怖いものだと認知させれば、カラスは容易に寄りついこないということです。
ハト対策
 ハトはコンクリートの建物や橋梁を好んで巣を作ります。都会にいるほとんどのハトは、輸入種のカワラバトが野生化したドバトと呼ばれる種類です。ところで、すべての野鳥は「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」(鳥獣保護法)により保護されています。許可なく野生鳥獣を捕獲すると処罰されます。ドバトも対象外ではありません。とにかく撃退するしかないのです。
ドバトの発祥
伝書鳩が戻らずに野生化した
 ドバトの原種・カワラバトは、地中海から中央アジアにかけて広く分布しています。豆類などの植物食で、海辺の崖や山岳地帯、または木の生えていない所や草原、砂漠などで生活し、崖の岩棚や洞穴など、岩の割れ目を好んで巣を作ります。
 このカワラバトが日本に持ち込まれたのは、奈良時代だといわれています。ハトは、地球の磁場を強く感知することができる特殊な能力を身につけており、方向感覚と帰巣能力に大変優れています。さらに、長距離飛行もできるので、ハトは古くから通信手段用の伝書鳩として活用されてきました。この伝書鳩が戻らずに野生化したものがドバトです。
 最近では、鳩レースに参加しているハトが、携帯電話などが出す磁気の影響で帰還できず、野生化しているという指摘もあります。
ドバトの習性
繁殖場所と休息場所が同じ
 ドバトの害は、フン。高い壁面にフンがつくと容易に清掃することもできず美観をそこねます。また、堆積したフンは衛生上大きな問題をもたらすと共に、建造物の材質によっては腐食が促進される場合もあります。さらに、通行人の衣服や洗濯物を汚してしまったり、ひどい時には屋上などの排水溝がフンでふさがれてしまいます。
 ドバトはマンションの高い階で、人の気配の少ないベランダを狙って巣を作ることが多いようです。狙われるのはベランダに置かれたエアコンの室外機の隙間や植木鉢の隙間。とくに、留守の多い家のベランダは格好のねぐらとなります。ドバトは繁殖場所と休息場所が同じなので、その塒を守るために昼間もそこに居ることが多く、そのため、フンと騒音のような鳴き声が、昼も夜も人を悩ませるのです。
ドバト対策
餌をやらず近づけない
 ドバト対策で最も重要なのが「エサをやらない」こと。ドバトはピジョンミルクと呼ばれる、親鳥が吐き出すとろけたチーズのような餌を幼鳥に与えます。幼鳥の時はたんぱく質が必要なので、スズメやムクドリなどは子どもには小さな虫を食べさせます。そのため、繁殖期は虫の現れる季節に限定されますが、ドバトにはその必要がないので、一年中繁殖が可能なのです。だかこそら、彼らの繁殖を押さえるにはエサをやらないことが大切です。
 建物を建築する場合は、後から対策を講じるより、設計段階からハトが止まれないような工夫を凝らすほうが賢明でしょう。
 また、対処法として、光反射物、カカシ、天敵のタカやカラスの模型をぶら下げたり、爆竹やカラスやタカの声で脅すという方法などが考えられています。しかし、こうした対策グッズの効果は一時的なものとみなされており、長期的効果は望めないのが現状です。むしろ、防鳥テープやテグス、防鳥ネットなどを使ってドバトが近づけないようにする方がいちばん効果があるようです。
 最近では、カラシ成分の入った特殊な溶液をドバトが止まる場所に塗る方法も話題になっています。嫌な味を感じると、ドバトは寄り付かなくなるというもので、アメリカでは普及しています。しかし、高所での作業となりますので専門業者に依頼するのが懸命です。