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厳しくなる相続税
相続税は今後、控除額が大幅に縮小される見通しにある。これまで5,000万円あった基礎控除が3,000万円へと減り、相続人1人当たり1,000万円の基礎控除も600万円へ減る。これにより、基礎控除は20%減になり、相続税納が必要になる方々は2倍に広がると言われる。
具体的には、これまでの被相続人が4%であったのに対し、今後は8〜10%の相続人が納税義務者へ広がることになる。極端に言えば、東京都内在住の方々は、我が家を持っているだけで相続税を収めないといけなくなる。
では、どのように相続すべきか。一般的な相続3大対策は、分割・納税・節税である。世の中の相続対策は節税対策が中心だが、私はその枠組みをつくる分割が基本中の基本であると考えている。
自筆遺言と公正証書遺言
遺言には、“取りあえず遺言”としての「自筆証書遺言」と、厳正な「公正証書遺言」の2通りがある。できれば公正証書遺言にしたいが、次善の策として、良きアドバイザーとともに練り上げた案をもとに、自筆証書遺言をつくっておきたい。これによっても、法律、税金の両面と後々のもめごとは防げる。また、遺言はあなたの意思を後世に伝えるものである。遺言だけでなく、私はなぜこのような財産分与を希望するのか、私がいなくなったあとは皆にこうしてほしい、私が考え・感じ・感謝していたことを理解してほしい…など、私の気持が分かってもらえるようにしたい。だから、私右手は遺言への「付言」をお勧めしている。
遺言するにあたっては、あなたがいなくなったあとに、あなたに代わって執行してくれる信頼できる第三者を持つことがポイントになる。また、付言は遺留分減殺請求を防ぐ心の遺言であるとともに、最愛の者へ贈る最後のラブレターである。だから、人生を振り返った感謝の言葉を綴るようにしたい。 |