| 一連の品質問題を起こした不二家のISOは一時停止となってしまいました。こういうことが起きると、ISOはダメだなんていわれる場合がよくありますが、この場合、悪いのはISOではなく、不二家にあることははっきりしています。それは、ISOの認証は、あくまでも仕組みに対しての認証で、質そのものを保証するものではないからです。とはいっても、ISOの認証を受けていれば、それなりの質は持っているのだろうとまわりは理解します。ですから今回、経済産業省から実態調査の指示が出されたように、今後、ISOの審査をする審査機関は、認証の価値を落とさない審査が必要になってくると思われます。
現在、審査機関は約70もあり、審査機関どうしでの競争が激化しています。審査機関にはこのため、単に認証取得ではない、付加価値を持つ審査がいかにできるかということが求められており、ISOの将来は、審査機関にかかっているといっても過言ではありません。
また最近は、いろいろなISOの規格が出ています。情報セキュリティマネジメントの規格であるISO27001やITサービスマネジメントの規格であるISO20000、食品安全マネジメントの規格であるISO22000等が新しく制定され、ISOの規格自体がさらに多様化しています。企業は、あれもこれもISOを取るというのではなく、審査機関の選択も含めて、自社にあった、本当に必要なものを見極めていくという姿勢が大事になっているといえます。
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