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侵入犯の手口としていまや広く知られるようになった「ピッキング」。ピックと呼ばれる金属製の特殊工具を鍵穴に入れ、ドアの錠を短時間で開けるもので、数年前に横行しました。その後、耐ピッキング性能を備えた鍵への交換が進み、一時、年間で3万件弱も確認されたこの手口も、最盛期の10数パーセントまで減少しています。
しかしながら、侵入犯自体の件数が減っているわけではなく、むしろ増加傾向にあります。
最近は、ドアの外側からドリル等で穴を開けて内側のドアロック用つまみ(サムターン)を強引に回して侵入する「サムターン回し」といった手口が増えています。サムターン対策は、室内のサムターン(つまみ)周辺に、簡単に取付け可能なカバー(障害物)を付けるのが効果的です。
さらに最近、「カム送り解錠」という手口も報告されています。この手口は特殊な工具で、錠内部のカムと呼ばれる部品を直接動かして開けるもので、鍵穴に工具を突っ込まないため、ピッキング対策で交換した鍵でも開けられてしまう恐れがあります。
解錠の手口は日々「進化」し、完璧な対処法は不可能というのが現状ですが、いずれの手口であっても有効なのは、補助錠を設置すること。補助錠はバールなどの破壊解錠にも有効で、何よりも解錠する鍵が多い分、時間をとられるため、侵入犯が敬遠するわけです。 |